Disc ② - 16 憧れという名の汽車

作詞:大津 あきら 作曲:鈴木 康博

何故 憧れるのだろう 男たちは誰でも
二度と帰れぬ ふるさとに似た
母の香りする海に

夢の疵口いやし 明日を生きるためだと
人混みの中 強がり吐くよ
都会の風に流され

信じる人がいる それだけで
信じる愛がある それだけで
悲しみこらえてゆけるさ きっと
さらば孤独と告げて

何故 振り返るのだろう 男たちは 何時でも
夏空の下 裸で駆けた
熱い少年の頃を

汚れのない心じゃ 明日を闘えないと
右を向いても左を見ても
都会の声がするから

信じる人がいる つらくても
信じる愛がある つらくても
素顔を誇りにするのさ いつも
さらば涙と告げて

空が高くて やけに虚しい時には
憧れという名前の汽車が 目の前を通り過ぎてゆく

信じる人がいる それだけで
信じる愛がある それだけで
悲しみこらえてゆけるさ きっと
さらば孤独と告げて

信じる人がいる つらくても
信じる愛がある つらくても
素顔を誇りにするのさ いつも
さらば涙と告げて